陽キャで陰キャなVtuber
いきなりだが質問だ
もし自分が陰キャだと感じているならば、卯月コウという陽キャ御曹司の配信を見ろ。
そこでお前は陽の力を手に入れることが出来るだろう。
卯月コウは、かの有名ないちから株式会社の運営するVtuberグループ『にじさんじSEEDs』のメンバーの一人だ。
にじさんじというと一期生・二期生あたりが有名だが、SEEDsは時期的には三期生のようなものだと考えてもらえばいい。違いは各ライバーが自分の方向性(キャラクター)を決めて活動を始められるという部分だが、視聴者的には特に差異はない。
にじさんじ自体の活動方針に従って、彼もまた生放送を主体とするVtuberの一人となっている。
生放送は基本的に雑談主体、最近ではいくつかのテーマを決めて質問箱を募集して放送したりしている。ゲーム実況もたまにしているが……多分苦手なんだと思う(Summer Pocketsの実況は例外的に面白い)。
彼の生放送の大きな特徴は陽キャトークと帝王学による分析力だ。
陽キャトークに関しては、手短にどういったエピソードを話しているかが以下のページにまとめられているので少し見てみてほしい(このwikiのSEEDsメンバーのページで彼の項目だけ長い気がする)。
私が特に魅力的に感じているのは、どちらかといえば分析力の方だ。
彼の雑談配信を見ていると、度々「コイツわかってんなー」と感心することがある。
卯月コウは所謂『わかってるオタク』なのだ。理解がある、とは少し違う。
多くの陽キャ(陰キャ)オタク視聴者と共感を共有することが得意なのだと思う。ほとんどの人は特に自分の中で言語化しないような事柄を言語化し、理解しやすく、共有しやすく話すことがとても上手だ。
そのおかげで、彼の配信では多くの視聴者が「お前わかってんな」とコメントしている。
(ここに分析力を感じるためのおすすめ回を載せておく)
卯月コウはにじさんじ内で言えば剣持刀也と同じく「声で選ばれていない」Vtuberだ。
それはつまり、他の声が良い人々以上に長所を持っているということになる。
彼らの場合それがトーク力と立ち回りの上手さなのだと予想するが、同じような長所を持っていてもその方向性は全く違う。
剣持刀也が場を回すこと・単独で面白く途切れずに話すことに特化しているとすれば卯月コウは視聴者のコメントを上手く拾って弄ること・視聴者との共感を共有することに特化しているといった具合に。
私はどちらも好きだが、前者のタイプのVtuberと比較して後者のようなタイプのVtuberは割合として珍しく感じる(ライトオタクなので私が見ている部分が単に偏っている可能性もあるが)。
珍しさはそのまま代替のしにくさだ。彼の配信には独自の楽しさがある。
だからこそ卯月軍団は卯月コウを応援しているんじゃないかと思う。
納豆ASMR回なんかは、他の企業系Vtuberには中々できない所業だろう。一部視聴者からそこそこガチ目の苦情が来ていることを含めて本当に面白い。
(リンクを貼っておくが、咀嚼音が苦手な人は真面目な話見ないほうがいい)
最初にも書いたが、もしお前が陰キャであるならば卯月コウはとてもおすすめだ。
きっと彼と何かを共有することができるだろう。
Vtuber卯月コウと共に最初に過ごす夏…いっぞ!